2020
ユリス・ナルダンの誇るサヴォワールフェールがあますところなく昇華されたBLAST(ブラスト)は、現代のアバターとして、自然に秘められた強い力を体現します。男性的で研ぎ澄まされたラインが際立ったこのテクノロジーの結晶は、世界中の時計製造界を芯から揺るがす衝撃波を生み出しました。ステルス機を思わせるファセットラグの複雑でジオメトリックなアーキテクチャが際立ち、アドレナリンの充満した力強く威厳高いマスターピースに仕上がっています。時代の先を行くエッジの効いたデザインに、ステレス機のラインと「X-factor(未知の要素)」を偏在させたブラストモデルは、新たなオープンワークウォッチを提唱します。かつてない息吹に彩られた猛々しいタイムピースが、はるか成層圏に発射する勢いで、まとう者に最上のステイタスを届けます。斬新なブラストモデルは、X字型のケージ内に、パワフルな自動巻きシリシウム製トゥールビヨン(振動数2.5Hz)を擁します。内部が可視化されたオープンデザインが、強い磁力を帯びた魅惑を放ち、オープンワークを介して、レーザーさながらに時計内部に光が差し込みます。
2019
ユリス・ナルダンは、フリークXとスケルトンXの誕生によって、タイムピースの世界に「X-factor(未知の要素)」を導入しました。新しいフリークXは、既存のフリークモデルの最新バージョンとして、シリーズに新たな地平を切り開く存在感を主張します。 前モデルのデザインや機能を数多く踏襲しつつ、前人未踏の領域への到達があらわにされています。スケルトンXに搭載された新しいマニュファクチュールムーブメントは、高級タイムピースの世界におけるこのうえなく高度で斬新なテクノロジーを巧みに反映しています。内部の美をあますところなく露わにしたオープンワークデザインによって、この驚異のモデルがエックスレベル -未知の水準- のスケルトンタイムピースへと昇華されています。
2018
フリークは、もはやメゾンの一モデルにはとどまりません。完全なるコレクションとして展開されるようになりました!2018年度のSIHHにおいて発表されたフリーク ヴィジョン、新しいフリーク ヴィジョン コーラルベイに続いて、自社製の手巻き式キャリバーUN-205を搭載した4つのフリーク アウトモデルが登場しました。これは、高級タイムピースの世界においても、きわめてオリジナリティに秀でたコレクションとなります。革新的な独創性をアピールするフリーク アウトシリーズは、リューズ、ダイヤル、針を一切擁さず、「フライングカルーセル」トゥールビヨン(バゲットムーブメントが自らの軸を中心に回転)と、超軽量のシリシウム技術を特色としています。
2017
高級タイムピースの地平を開き続けるユリス・ナルダンは、2017年1月より、メゾンの機械式タイムピースに5年間保証を提供しています。スタイリッシュなダイバークロノグラフから、ゴールドが際立ったクラシコレディまで、スイスマニュファクチュール製を誇る複雑なメカニカルタイムピースは、いずれもこのユリス・ナルダンの品質保証の対象となります。この5年間保証を受けるには、ユリス・ナルダンの新しい時計製品の所有者が、購入日から1年以内にメゾンのインターネットサイト上で該当製品を登録してください。
2016
2016年は、ユリス・ナルダンの軌跡において大きな節目の年となりました。1846年に創業されたメゾンの生誕170周年、アイコニックなフリークウォッチの誕生15周年、そして1996年に初めて登場したマリーンクロノメーターモデルの20周年を同時に迎えるとともに、メゾンが時計にシリシウム製素材を初導入した年でもあります。また、ユリス・ナルダンの理念「タイムキーピング シンプリシティ」を体現した2つのモデルの誕生も発表されました。簡単に前後調整の行えるマリーン クロノグラフ アニュアルカレンダーは、UN-153キャリバーを搭載しています。そして、ヨットの黄金期を彷彿させるマリーン トゥールビヨン グランドデッキは、威厳あふれるトゥールビヨンの超強力ナノワイヤによるけん引スタイルがセールブームを想起させます。
2015
ユリス・ナルダンが、かつてない耐震装置「ユリショック」を導入します。企画から開発、製造に至るまでの一切が自社内で手がけられたこのシステムは、スイスのル・ロックルにあるユリス・ナルダン社マニュファクチュールで実現されています。従来の耐震装置には、ブロック、枠、穴石、受け石、バネという5つのマイクロパーツが使用されています。装置の単純化と効率化を主眼としたユリス・ナルダンは、この従来システムの3パーツを、シリシウム製の一体型の単一ピースに置き換えました。世界初のこの新機軸には、特許申請も考慮されています。このソリューションによって、摩擦やぶれによる影響が回避され、衝撃時にもテン芯が常に中央に配置されるようになります。
2014
ユリス・ナルダンが、ケリンググループ傘下の企業となりました。時計製造のイノベーションに邁進するユリス・ナルダンは、自社内での12か月の開発製造期間を経て、6つ目となるインハウスムーブメントを実現しました。このUN-334 キャリバーは、デュアルタイム マニュファクチュールにおけるタイムゾーンとデイトの迅速な設定を可能にしています。
2013
完全に自社で開発製造された5つの新しいインハウスキャリバーが同時に発売されるという前代未聞の達成は、ユリス・ナルダンのコミットメントである「独自開発によるムーブメントの追求」を証明しています。シリシウムテクノロジーを採用したこれらのキャリバーには、それぞれに独自の特性が備わっています。
2012
マリーン クロノメーター マニュファクチュールの発売とともに、新たなイノベーションが結実されました。このモデルには、自社で企画開発されたUN-118キャリバーが搭載されています。また、さらなる自立性を追求するユリス・ナルダンは、スイスのアーティザンエナメル企業ドンツェ・カドラン社と、来たるコレクションに向けた新しいマニュファクチュールクロノグラフムーブメントを立てつづけに獲得しています。
2011
メゾンのオーナー兼社長ロルフ・シュナイダーの死去を受けて、企業は新たな転機を迎えることになります。機械式時計製造における伝統技術を推進したシュナイダーのビジョナリーリーダーシップは、ユリス・ナルダン社だけではなくスイスの時計産業にも深い影響をもたらしました。
2007
フリーク ダイヤモンシル®の発売:特許を取得した新しいデュアル ユリス エスケープメントには、最先端のダイヤモンドとシリシウムのコンビネーション技術が採用されています。ユリス・ナルダンの未来に対するビジョンがあらわにされた「イノビジョン」の登場によって、メゾンのたゆまぬ追求が今一度証明されました。このコンセプトタイムピースには、10種類にものぼる技術的革新が昇華されています。
2006
自動巻きキャリバーUN-160の登場によって、完全に自社で企画製造されたキャリバーが初めて世に出ます。また、メゾンにおけるイノベーションの伝統を称揚するために、クレムリンで印象深い高級タイムピースをめぐる展示「ヒストリー イン タイム」を開催しています。
2005
フリーク28’800 V/h ダイヤモンドハートに搭載された新しいデュアル ユリス エスケープメント (特許取得)には、イノベーション技術を駆使したダイヤモンドが使用されています。またこの年には、ロイヤル ブルー トゥールビヨンも発売されています。
2004
前年に発表した、驚異的な多機能と音楽機構を兼ね備えたミュージカルタイムピースのソナタがイノベーションプライズを受賞。